CASE事例紹介

事例紹介インタビュー

公益財団法人 日本ハンドボール協会
事務局長 清水 茂樹 様

Q, 今回、なぜPixellotのトライアル撮影を実施しようと思ったのですか?

A, 日本選手権は毎年テレビ放映をしていましたが、男女別開催となったことで今回はテレビ放映がなかったこともあり、従来とは違った新しい取り組みを打ち出したいと考えていました。そんな中、ウルトラ・スポーツ・プロダクションで扱うPixellotの存在を知り、画期的なソリューションだなと興味を持ちトライアル撮影の実施に至りました。

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Q, 実際にトライアル撮影を実施した感想はいかがですか?

A, 無人AIカメラで撮影するという点に、大きな将来性と新たな可能性を感じました。インターネットでのライブ配信であれば、何らかの理由で生放送を見たくても見られなかった人が、電車の中や移動の合間でも見ることが可能となります。これは、従来のテレビ放送だけでは成し得なかったことで、現代の視聴者のライフスタイルにも合った観戦方法ですので、無人AIカメラを活用して配信機会を増やしていきたいと感じました。

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Q, その他に良かったと感じる点はありますか?

A, 今まで把握することが難しかった視聴に対する数字を取ることが出来たことも収穫のひとつでした。数字を把握することにより、自分たちが発信しているコンテンツ価値がどれ程の物であるか、客観的に知る良い機会となりましたし、これをきっかけにまた新たなアイディアが生まれるイメージが湧きました。

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Q, 無人AIカメラの性能についてはいかがでしたか?

A, 映像についても、無人で撮影しているとは思えない程安定したカメラワークでのクオリティを保てていました。1カメで撮影している映像、として捉えると違和感なく見ることが出来ましたね。オリジナルの撮影映像はコート全体を網羅しており、戦術研究や審判講習用素材としても活用できるのではと様々な可能性を感じました。

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Q, 最後に、今後のハンドボール協会の展望についてお聞かせください。

A, まずは、2020年の東京五輪に向けてハンドボールの裾野を広げる活動に注力したいと思います。 そのためには、協会として今までのハンドボールから一歩突き抜けた施策や発想が必要不可欠だと感じています。ハンドボールはまだまだ既存のファンの中だけでしか盛り上がっておらず、ファン層が横ばい状態です。今後はライトファンや他のスポーツのファンにもハンドボールの魅力を発信していきたいと思います。2020年の東京五輪までに、全国各地で毎月のように様々な全国規模の大会が行われる予定です。その中で、コストパフォーマンスの良いインターネット配信をすることでコストを抑えつつ、より多くの方へアプローチが可能になると考えています。このための一つの方法として、Pixellotを今後もぜひ活用していきながら、ハンドボールの普及に繋げて行きたいと思います。

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▽「ハンドボール第70回日本選手権大会(男子の部)決勝」のトライアル映像はこちら